ノアは4日、フリーの立場でジュニアヘビー級戦線で活躍してきたHi69(ひろき、35)の入団を発表した。

 都内のノア事務所で内田雅之会長の同席のもとで入団会見に臨み「自分から何を仕掛けて、ノアを良くしていきたいという気持ちが大きい。ジュニアの象徴にもなりたい」と強い意欲を示した。過去にK-DOJOやアパッチプロレス軍に所属していた時期もあり、今回は3度目の所属契約となる。

 Hi69はノアが新体制となった同時期にあたる昨年12月から定期参戦してきた。石森太二とのタッグでGHCジュニアタッグ王座も獲得。「プロレスを好きでやっていますし、その楽しさを再認識させてもらった」との充実感を口した。石森がGHCジュニア王座を獲得した先月25日の郡山大会後にはノアへの入団を希望。団体側と条件面で合意に達し、7月1日付での入団となった。

 内田会長は「新しいノアになって初めて入団してくれた選手。ノア最高の存在になりえる」と期待を寄せていた。

 ◆Hi69(ひろき)本名・田辺裕喜。1981年(昭56)12月13日、岩手・盛岡市生まれ。00年にK-DOJO入団し、同年11月にプエルトリコでデビュー。04年にSTORONGEST-Kトーナメントに出場し、初代王者となる。06年にK-DOJOを退団し、アパッチプロレス軍で活躍。07年10月に新日本プロレスのロックアップ豊橋大での石井智宏戦で胸椎骨折と脱臼で入院し長期離脱。10年にK-DOJOで戦列復帰し、フリーとして活動。175センチ、90キロ。