日本ボクシング連盟は13日、大阪市内で臨時の理事会を開き、教え子の女子選手にセクハラ行為をしたとして近大ボクシング部の男性監督(29)の除名処分を決めた。近日中に文書で同大に通達される。

 連盟はこの日、被害者と母親からあらためて事情を聴き、事実関係を確認。山根会長は「世間でいわれるセクハラなんてもんじゃない。どうしようもないセクハラ」と監督の行為を厳しく断じ「反省(の態度)はみられない」と厳しく非難した。「除名」は連盟の規定で最も重い処分で、これによりアマチュアボクシング界への復帰は不可能となった。監督は自宅待機中だが、大学としての処分は出されていない。