ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が11日、米国デビューをKOで飾ったV6戦を終えて成田空港に帰国した。

 同級7位アントニオ・ニエベス(米国)に対して初回から実力をいかんなく発揮して5回にはダウン奪取、6回終了時に棄権の意志を示す圧倒劇。「ホッとしてます」とにこやかな表情をみせた。

 オファーを届けた米国の興行主催者側の期待にも応え、「今まで以上に海外でやりたい気持ちになった」と気持ちの変化もあった様子。

 一見すると目立ったダメージはないが「予想以上に力みがすごかったのか、筋肉痛なんですよね」と思わぬ“後遺症”も明かした。

 練習再開時期については「1週間はだらっとして、軽くロードワークから始めたい」と述べ、再び歩み出す。次戦は年末に国内を予定している。