WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が「短い右」を準備した。

 都内のジムで初防衛戦(4月15日、横浜アリーナ)へ向け、米国人パートナー2人と計6回のスパーリングを消化。至近距離で相手の頭が下がった所に、力よりも速さ重視のショートフックを試し「有効ですね。悪くない」と見定めた。挑戦者の同級8位ブランダムラ(イタリア)が中間距離を嫌がり、近づいてきたところに合わせるイメージ。アマの時はガードを固める相手に打ち込んでいた代物で、V1戦にも有用となりそうだ。