プロレスラー藤波辰爾(64)が主宰する「ドラディション」(20日後楽園、21日大阪)に参戦する元WWF(現WWE)世界ヘビー級王者「ニューヨークの帝王」ボブ・バックランド(68)が18日に来日し、都内での会見で驚異の倒立エクササイズを披露した。

 約17年ぶりの日本に「この日が来ることを夢見ていた。藤波がタッグを組む機会と戦う機会をつくってくれた」と感謝すると、現在も午前6時半起床で欠かさないという日課を実演。倒立したまま足を前後に倒し、「高校3年、大学1年といまでもスパーリングをやっている。衰えていない。終わるつもりは全然ない」と誇った。

 70年代後半から5年以上ベルトを保持した往年の盟友の健在ぶりに、藤波は「今回の来日も最初に電話で言われたのは『一番近いジムを探しておいてくれ』だった。さっきハグしたけど背筋がすごいね。いい気合の入れられ方をした」と燃えたぎった。

 後楽園ではバックランドは藤波、長州力と組み、TAJIRI、新崎人生、KAZMA SAKAMOTOと対戦。大阪では、藤原喜明、ヒロ斉藤と組んで、藤波、長州、船木誠勝と戦う。