同級3位エマヌエル・ロドリゲス(25=プエルトリコ)がデビューから無傷の18連勝で新王者となった。

 体重オーバー(1・58キロ)で計量失格となった同級4位ポール・バトラー(29=英国)との決定戦はロドリゲスが勝った場合のみの変則マッチ。1回にカウンターの左フックでダウンを奪取。フルラウンドで試合の主導権を握りつつけ、ジャッジ3人のうち2人がフルマークという3-0の判定勝利でIBF王座を獲得した。

 同王座はWBAとの2団体統一王者だったライアン・バーネット(25=英国)が返上したタイトル。今月25日には前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が、3階級制覇を目指してWBA世界同級正規王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)に挑戦する。井上は王座奪取後に希望する相手としてバーネットやWBO王者ゾラニ・テテ(30=南アフリカ)の名前を挙げてきたが、これでロドリゲスも加わることになりそうだ。