K-1ライト級チャンピオン卜部功也(28)が同級スーパーファイト(ノンタイトル戦)で、ブラック・ドラゴン(31=米国)に2回KO勝ちした。

 「パワーがありそう」と前日会見で警戒していた卜部功だったが、リング上での力の差は歴然。アンタッチャブルの異名を持つ技術を見せつけ、圧倒した。

 1回終了直前に右ハイキックで最初のダウンを奪った。すると2回開始46秒、左膝蹴りが決まり、ドラゴンをリングに葬った。

 自ら「大事」と言っていたチャンピオンになってからの初戦で見事なKO勝利。試合前に、ゴンナパー・ウィラサクレック(25=タイ)が安保瑠輝也(22)にKO勝ちするところを目の当たりにし、昨年2月のK-1初代同級王座決定トーナメント1回戦での敗戦の記憶がよみがえった。

 「負けたままじゃ終われない。ゴンナパー選手、どっかのタイミングでタイトルマッチお願いします」とリング上からゴンナパーに呼びかけていた。