プロレスリング・ノアを支えてきた丸藤正道(38)のデビュー20周年記念大会が1日、東京・両国国技館で行われ、メインで丸藤がWWEのヒデオ・イタミを破った。「方舟(はこぶね)の天才」と呼ばれた丸藤は、ノア生え抜きでWWEに移籍したイタミと5年2カ月ぶりに対戦。激戦の末、膝蹴りの虎王5発から、ポールシフト式エメラルドフロージョンで、34分12秒にイタミを下した。

丸藤は「(イタミは)悔しいけどあこがれ。一番上の存在にいっちゃったから。彼が居ない分、しっかり足をつけて根を張って若い人の壁になっていく」と話した。シングル対決3勝12敗となったイタミは「勝ちたかったですよ。でも(丸藤の)20年はすごい。濃い20年だったと思うし、こういう形で記念大会に参加できて光栄です」と話した。