ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝進出を決めたWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、米国で最も権威ある専門誌「ザ・リング」認定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ランキング)で自己最高の4位に入った。

18日に英グラスゴーで開催されたIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)とのWBSS準決勝に2回TKOで勝利した後の21日(日本時間22日)までに同誌が最新ランキングを発表。ロドリゲス戦で懸かっていたザ・リング認定ベルトも獲得した井上はこれまでのPFP自己最高5位から1つランクを上げた。

なお1位はワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、2位テレンス・クロフォード(米国)、3位サウル・アルバレス。4位の井上に続き、5位はアレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、6位はエロール・スペンス(米国)、7位はゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、8位はフアン・カルロス・エストラーダ(メキシコ)、9位マイキー・ガルシア、10位ドニー・ニエテス(フィリピン)となった。

年内に5階級制覇王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)と臨むWBSS決勝を控え、井上は6月ごろから練習再開する予定となっている。