KENTA(38)が自身初となる新日本のタイトルを手にした。NEVER無差別級タイトル戦で王者石井智宏(43)に勝利。バレットクラブの介入あっての卑劣な勝利に会場はブーイングに包まれたが、その中でも満足そうに黒いベルトを高く掲げた。

あぐらをかいて、ビンタ合戦するなど、原始的な男臭いファイトを繰り広げていたが、途中でKENTAの仲間タンガ・ロア、タマ・トンガが乱入。石井に完璧なブレーンバスターを決められたが、タマがレフェリーを場外に追いやり、3カウントを取らせない。勢いを取り戻したKENTAは張り手で流れを引き寄せ、go2sleepで石井に膝を打ち込み、勝負を決めた。

14年からWWEでヒデオ・イタミとして活動したKENTAは、今年に入り同団体を退団。その後、新日本G1クライマックスに初参戦し、最終日にヒールユニット「バレットクラブ」に電撃加入した。新たなベルトを手に、今後どんな戦いを見せていくのか注目だ。