日本スーパーフェザー級2位渡辺卓也(30=青木)が王座挑戦権を獲得した。同級1位源大輝(28=ワタナベ)と打ち合いで、手数と的確さで上回り、3-0で判定勝ちした。

同級王者末吉大(29=帝拳)は12月7日に同級8位坂晃典(27=仲里)とV5戦を予定。渡辺はこの勝者と来年のチャンピオンカーニバルで対戦する。

渡辺は「評判通り、相手は強くて、パワーに圧倒された。勝ったけどギリギリ」と振り返った。源は前日本フェザー級王者で2度防衛し、今回は減量苦から階級を上げでの2階級制覇狙いだった。渡辺は海外での試合も多く、5つの地域王座を獲得している。ただし、日本と東洋太平洋王座は2度挑戦に失敗していた。

キャリアは豊富も壁を破れずにきたが、この3カ月は大竹特別コーチからみっちり指導を受けた。その成果を発揮して「後楽園ホールで勝ったのは3年ぶり」と笑みを見せた。この試合が47戦目だった大ベテラン。三度目の正直で王座獲得へ「崖っぷちの状況には変わりない。必死に練習してベルトをとりたい」。