3階級制覇王者で現スーパー・フェザー級王者の武尊(28)が約8カ月ぶりの復帰戦を飾った。

前フェザー級王者の村越優汰(25)とスーパー・フェザー級3分3回で対戦し、2-0の判定勝ちを収めた。3月の現役ムエタイ王者ヨーキッサダー(タイ)に2回KO勝ちした後、右拳骨折が判明。格闘技人生初となる拳の手術を受けた。リハビリ後の9月に米合宿も敢行し、満を持して村越戦に臨んでいた。

実戦から遠ざかった中、対戦を熱望されてきた村越を返り討ちにした。武尊は「今日はKOを楽しみにしてくれたみなさん、すみません。またKOをみせるので楽しみにしてください」とあいさつ。判定勝ちとなったことに満足していなかった。20年は東京オリンピック(五輪)が開催される。世界から日本が注目される区切りイヤー。武尊は「来年は東京五輪ですが、五輪に負けない格闘技の大会やりましょうよ。みんなが望んでいる試合、オリンピックイヤーに実現させたいと思います。絶対に勝って武尊ファンのみなさん、K-1最強を証明するんでよろしくお願いいたします。K-1最高!」と締めくくった。