日本スーパーライト級王者の井上浩樹(27=大橋)が2本目のベルトを獲得した。同級1位として、同級5位ジェリッツ・チャベス(28=フィリピン)とベルトを争い、7回3分8秒、KO勝ちを収めた。大振りで強打のチャベスに対し、冷静に右ジャブからボディーを狙って相手の体力を削ると、7回に強烈な左ストレートを顔面に打ち込み、キャンバスに沈めた。

いとこの2団体統一バンタム級王者井上尚弥(26)がリングサイドで応援する中、鮮やかなKO劇をみせた井上は「最後のパンチだけだったので。消極的でした。すみません。ただ相手がダウンもKOもしたことがない選手と聞いていたので、少し自信になりました」と笑顔をみせていた。