WWE女子タッグ王者アスカ、シャーロット・フレアー組が、フレアーの父リックと「恋人」レイシー・エバンスの妨害行為を受けて王座陥落した。

前王者シェイナ・ベイズラー、ナイア・ジャックス組との防衛戦に臨んだものの、フレアーがジャックスにフォール負けを喫した。

試合前、アスカは「やったるわ! シェイナ、ナイアはシャーロット、アスカにかなわない」と意気込んで臨んだ防衛戦。裏拳からミサイルキックやダブル・ニーをジャックスの顔面にたたきこんだ。しかしベイズラーに捕まり、解説席に投げ飛ばされてダメージを負った。孤立したフレアーは場外への月面水爆で敵2人を圧倒したものの、ここで入場曲に乗って父リック、エバンスが登場した。

エプロンから挑発される中、フレアーが2度のフィギュアエイト(ブリッジ式足四の字固め)でベイズラーを追い詰めたが、そこにエバンスのウイメンズ・ライトを顔面に浴びると、ジャックスのレッグドロップを食らい、そのままマットに沈んだ。

昨年12月のPPV大会TLCでフレアーと組んで獲得したWWE女子タッグ王座から約1カ月間で陥落。リングで勝ち誇るようにタッグ王座ベルトを掲げるベイズラー、ジャックス組を横目に、アスカは心身ともに傷ついたフレアーをおもんぱかっていた。