天国の馬場さんに届けとレジェンドたちが軽やかな? 動きで観客を魅了した。
最初に登場したのは70歳天龍源一郎だった。元気よくリングに上がり「選手たちが、馬場さんの作った、明るく楽しく激しいプロレスをしてくれると思います。馬場さん、見ていてください」と声高らかに開会宣言を行った。
第2試合の8人タッグマッチでは、78歳グレート小鹿が菊池毅の胸に強烈な逆水平チョップを浴びせ、63歳大仁田厚は場外で2代目タイガーマスクを鉄柵に何度もぶつけ、62歳越中詩郎もフットワークの軽さで相手の技をかわした。最後は67歳渕正信が菊池を丸め込み、66歳和田京平レフェリーの3カウントで沈めた。4人合計270歳のレスラーたちが、リングで暴れ回った。
試合後、渕は「みんな姿、形は変わってしまったけどね」と振り返り、和田レフェリーは「同窓会みたいで控室も入りにくい(笑い)。こんなに集まってくれてうれしい」と目を細めた。自分たちの試合後には、82年2月の馬場対ハンセンの伝説の試合が放映。渕は「もう40年も経つんだね。あの試合が流れる前で良かった。あの迫力を見た後にはやりにくい」と笑いを誘った。和田レフェリーも「40年前の映像見るとやっぱりすごい。今やってほしいくらい」と馬場さんの偉大さを改めて感じた。
第1試合に登場した、みちのくプロレスの54歳、新崎人生は白装束に身を包み、さっそうと登場。ロープ上を綱渡りのように歩く、拝み渡りも披露し、バランスの良さも見せた。「22年経ってもリングで元気に上がっているということを伝えた」。
馬場さんとの思い出を聞かれ、初参戦した97年の全日本世界最強タッグリーグでのエピソードを披露。12月2日の誕生日の試合後、控え室に誰もおらず、元子夫人に呼ばれていくと、馬場さんがケーキを持ってハッピーバースデーを歌って祝ってくれたという。
「30代前半で恥ずかしかったけど、自分のためにやってくれてうれしかった」と笑顔で振り返った。
馬場さんと縁のある多くのレスラーたちが、リング上で肌を合わせ、それぞれの思い出を語り合った。

