メインを任されたNXT女子王者紫雷イオが王座陥落した。

WWEと正式契約したサレイ(Sareee)がリングサイドで見守る中、自ら指名した挑戦者ラケル・ゴンザレスとの防衛戦に臨むと、相手のビックブーツを食らいながらもチョップ連打やクロスボディで攻め込んだ。

敵セコンドのダコタ・カイが試合介入で退場処分となると、紫雷は得意のスプリングボード式月面水爆を放つと、体格とパワーで勝る挑戦者のポストやロープへの強打からのエルボードロップ3連発を浴びて激しい王座戦となった。

崇拝する元WWEヘビー級王者レイ・ミステリオJr.にように、紫雷はフランケンシュタイナーからダブル・ストンプ、619、スプリングボード式ドロップキックと怒濤(どとう)の攻撃。さらにクロス・フェイスで絞めた後、ステージ設置されたがいこつのステージセット上からダイビングボディープレスも放った。 攻撃の手を緩めず、再び必殺の月面水爆を成功させたが、ゴンザレスに2カウント2で返されると、ビックブーツからチョークスラムをたたき込まれた。「寝てろ」と吐き捨てるように言われ、最後は強烈なクローズライン(ラリアット)から再びチョークスラムで3カウントを許してしまった。猛攻を仕掛けながらも、忍耐強いゴンザレスを倒すことができず、304日間、保持し続けたNXT女子王座から陥落した。