オールマイティ(全能)と呼ばれるWWEヘビー級王者ボビー・ラシュリーが挑戦者となる前王者ドリュー・マッキンタイアを返り討ちし、王座防衛に成功した。

第1試合で防衛戦が組まれたラシュリーは2万5000人以上が集結したファンの高揚感に包まれながら躍動。約1年1カ月ぶりとなるWWE有観客試合で、必殺のハートロックで絞め、失神によるレフェリーストップ勝利を挙げた。

ラシュリーがショルダー・タックルでマッキンタイアを防護壁にたたきつければ、負けじとマッキンタイアも腕ひしぎ逆十字固めやネックブリーカーで反撃する熱い展開。すぐに王者はスパインバスターから得意のハートロックを狙ったものの、これは回避された。挑戦者のアラバマスラムやフューチャーショックDDT3連打、さらにトペ・コンヒーロまで浴びた王者だが、見た目通り、そのスタミナは無尽蔵だった。

マッキンタイアのキムラロック(腕がらみ)で追い詰められ、トドメのクレイモアを狙われたものの、味方セコンドのMVPの介入にとって回避。その隙に疲労蓄積で動けなくなったマッキンタイアを捕獲した。すぐに得意のハートロックで絞めあげてマッキンタイアを失神に追い込み、レフェリーストップによる勝利を収めた。

新日本プロレス時代、IWGPインターコンチネンタル初代王者だったMVPとともにベルトを掲げたラシュリーは祭典での王座防衛をアピールしていた。