ロウ女子王者アスカ(39)が祭典で王座陥落した。

成長著しい挑戦者リア・リプリー(24)を迎え撃ったものの、相手必殺のリップタイド(変形ストレッチボム)を食らってフォール負けを喫した。試合後には自らのSNSを英語で更新。4回目のレッスルマニア出場に「すべてに感謝」とした上で、ベルトを失い「くそー」と投稿した。

序盤から「やってみろ!コラ」と挑発しながらドロップキック2発で攻め込んだアスカは、「チャンピオンだろ!オラ」と挑戦者に馬乗り状態で殴られた。ミサイルキックからスピンキック、ヒップアタックと連続攻撃をヒット。チャンスにコーナートップに向かうとミサイルキックを浴びて場外に吹き飛ばされた。

負けられないアスカはエプロンでリプリーを捕獲し、場外DDTを放って脳天から地面に突き刺した。

ストンプ連打からプリズムトラップを浴びながらもアスカも腕ひしぎ逆十字固めからアスカロックと関節技を続けたが逃げられ、胸板への強烈キックをかわされると、リプリーに担ぎ上げられて最後は相手必殺技に沈んだ。

昨年5月11日から335日間、保持し続けていた同王座から陥落。日本勢がレッスルマニアでWWEシングル王座の防衛戦に臨むのは98年の第14回大会でTAKAみちのくがWWFライトヘビー級王座の防衛に成功して以来23年ぶりだったが、アスカは王座を死守できなかった。