第2日も2万5675人のファンが集結した祭典のメインイベントで、最後にリングに立っていたのはWWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(35)だった。1月の男子ロイヤルランブル戦を制したエッジ(47)、そして3月のPPV大会で追い詰められたダニエル・ブライアン(39)の挑戦者2人を迎えた3WAY形式での防衛戦はレインズがパイプいす攻撃で決着させた。

王座戦は3選手が入り乱れた攻防を展開。場外でレインズのいとこで王者のセコンドに入ったジェイ・ウーソがスーパーキックでブライアンとエッジに襲い掛かるアシストを受け、レインズは優勢に試合を進めた。ウーソがエッジのDDTを鉄製階段の上で浴びて排除されると、レインズは苦戦を強いられた。ブライアンの顔面ストンピングからイエスロックで絞められ、ギブアップ寸前まで追い詰められた。と同時にエッジのクロスフェイスも受けて大ピンチに陥った。

レインズはエッジのスピアーを食らったものの、ブライアンのレフェリーの足を引っ張る“裏技”で2カウントで難を逃れた。先に顔面へのパイプ椅子攻撃でブライアンを沈めたエッジに対し、レインズがスピアーからの顔面へのパイプいす攻撃でKO。エッジをブライアンに重ね、そのまま2人ともフォールした。

ウーソの絶妙アシスト受けながら挑戦者2人から勝利を挙げたレインズは年間祭典で王座防衛に成功。WWEの「絶対王者」であることを認めさせる勝利となった。

今年のレッスルマニアは2日間合計で5万1350人の観衆が集結。2日連続でチケットも完売と発表された。なお来年のレッスルマニア38大会は22年4月3日、米ダラスのAT&Tスタジアムで開催される。