目指すはK-1界の徳川家康!? K-1フェザー級王者椿原龍矢(21=チーム月心会侍)が5月23日、東京・大田区総合体育館で開催されるK-1大田区大会(日刊スポーツ新聞社後援)で玖村修平(24=K-1ジム五反田チームキングス)と同級3分3回のノンタイトル戦に臨む。現在、大阪府内の所属先でトレーニング中の椿原は、自身の姿が中央にある大会ビジュアルポスターのキャッチコピーに反応した。

今年3月のケイズフェスタ4大会Day1で江川優生を下し、新王者となったばかりの椿原にとって王者としての初試合を迎える。この王者交代劇を受け、フェザー級も新たな時代に突入した意味が込められ「フェザー級戦国時代、到来」のキャッチコピーがついた。「戦国時代で1番強かったの誰ですっけ? 最後に幕府を作ったんが徳川家康やと思うんで、徳川家康くらい強くなりたいと思います!」と椿原。同ポスターでは右肩にベルトを担ぎ、左手に刀を持っている写真が起用され、王者としての風格を漂わせているのも印象的だ。

椿原は「これからはもちろん倒したいし、圧倒的にいきたい。『やっぱりチャンピオンは強いねんな』や『椿原とやりたいと思っとったけど、無理やな』と思われるくらい倒しにったり、強さを見せていきたいと思います」と気合十分。さらに「僕の攻撃は当たれば全然倒せるし、そこまでどう持っていくか。試合に向けて対策もしているし、技の幅もを広げています。楽しみにしとってもらいたいですね」と手応えを口にした。

初対戦となる玖村について「(スタイルが)きれいでうまくて速い。自分の距離を守って戦うタイプ」と分析しつつ「僕も自分の距離を守るタイプなので、かみ合う試合になればいいと思います」と試合展開を予想した。好戦的に打ち合うケースもある玖村による試合当時の作戦次第で、椿原もファイトスタイルを臨機応援に変える準備を整えている。「僕は人によって戦い方を合わせられる。次どうするかは分からないけど、自分の勝てるところで勝負して倒せればいいかなと思います。玖村選手が前に出てきても、距離をとってきても、絶対に苦手な部分はあるはず。そこを突いて一撃で倒す。どんな戦い方で来ても負けへんように準備します」と冷静だった。