RIZIN29大会(27日、大阪・丸善インテリックアリーナ)に出場する倉本一真(34=修斗GYM東京)が3日、オンラインで練習を公開し「打撃から圧倒して、ジャーマン(スープレックス)も決めたい。楽しみに見ていてください」と意気込みを語った。

昨年大みそか以来となる試合。RIZINデビュー戦となった前回は、中原に1回TKOで勝利。ジャーマンスープレックスの練習も重ねていたが、披露せずに終了。「打撃で効いていると思ったので無理にジャーマンにいくことないかなと」と語っていた。この日の公開練習では強烈な投げ技を連発。今回も“必殺技”を出す準備は整っている。

レスリング時代に独学で編み出した技。「誰かに教わったわけではない。ポイントを取るために考えたオリジナル」と明かした。対戦相手のアラン“ヒロ“ヤマニハ(35)は、ホベルト・サトシ・ソウザ、クレベル・コイケら実力者がそろう、ボンサイ柔術所属。「打撃も寝技もきちんとできるし、しっかり考えて戦っている」と警戒した。

デビュー戦の勝利で知名度も上がった。前回の試合後には「上を目指していく」と話しており、16選手による今回のトーナメントを制すれば、さらなる飛躍が期待される。「まずは次の試合をしっかり勝つことだけに集中する。組み技も投げもレスラーらしい動きを見せられたら」。得意のジャーマンでRIZIN初挑戦のヤマニハを沈める。