ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が30日、自らの公式SNSを更新し、WBC同級王者ノニト・ドネア(38)、WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(31=ともにフィリピン)とそれぞれ戦う青写真を描いた。

自らのツイッターで「一本ずつ取りに行くか。。まだバンタム級でもやれそうだしちょうどいい」(原文ママ)とつづり、ベルトを1本ずつそろえるためにドネア、カシメロと順番に戦い、4団体統一に突き進む姿勢を示した。

もともと井上は29歳となる来年4月までにバンタム級の4団体統一を目標に掲げている。29日(日本時間30日)、ドネアが8月14日(同15日)に米カーソンで予定していたカシメロとの統一戦をキャンセルしたと表明。カシメロ陣営によるドーピング検査への消極的な姿勢、さらには家族への中傷などをキャンセル理由に挙げ、両者による統一戦は困難になっているのが現状。当初、カシメロ-ドネア戦の勝者と戦う姿勢を強調していた井上だが、各王者とそれぞれ戦い、ベルトを統一する展開を想定していた。