21日(日本時間22日)に米ラスベガスで約2年ぶりにリング復帰するWBA世界ウエルター級休養王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)が負傷欠場となった対戦相手のWBC、IBF世界同級王者エロール・スペンスJr.(31=米国)の早期回復を祈った。興行主となるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)は10日(日本時間11日)、スペンスJr.が左目の網膜裂孔(れっこう)で欠場すると発表された。

パッキャオは自らの公式SNSを更新し「エロール・スペンスJr.の完全かつ完璧な回復をお祈り申し上げます」とつづった。スペンスJr.は拠点となるテキサス州ダラスに戻り、左目の手術を受ける予定。

21日の興行は予定通り開催され、パッキャオはWBA世界同級スーパー王者ヨルデニス・ウガス(35=キューバ)との統一戦に臨むことが決まった。パッキャオにとって19年7月、当時のWBA世界同級スーパー王者キース・サーマン(32=米国)との統一戦以来、約2年1カ月ぶりのリングとなる。