上村優也(26)が海外遠征初戦で衝撃の米国デビューを果たした。10人タッグマッチに出場した上村は終盤、得意の閂スープレックスホールドを決め、ライムライトから3カウント。試合後には日本時代にもなかった初のマイクパフォーマンスで遠征の拠点をLA道場にすることを発表した。
上村は開始から5分以上、様子をうかがうだけで、リング内にすら入れない状態が続いた。ようやくタッチしてリングに入ると、エルボー、ドロップキックと次々と持ち味を出していったが、すぐに襲撃を受け、座り込んだ。外国人レスラーの激しい戦いを見守ることしかできなかったが、仲間のアシストもあり、最後のチャンスをものにした。
勝利後、マイクを取り「Nice to meet you USA」と英語であいさつ。その後「LA道場で強くなるぞ」と叫びLA道場の柴田ヘッドコーチを呼び寄せ、リング上で「Come with me」と承諾された。最後は「もうヤングライオンじゃないという気持ちの表れ」とTシャツを観客席に投げ入れ、新たな環境で生きていく覚悟を示した。
17年4月に新日本入門。辻陽太とともに、ヤングライオンとして期待されていた。今年に入り、辻とともにシングル5番勝負を行い、実力者たちと肌を合わせた。勝利することはできなかったが、技術や精神力を吸収。海外遠征が決まり、今月1日にはオカダ・カズチカと壮行試合。マネークリップでKOされたが「プロレスで世界中を明るく元気にしてやる。プロレスキャリア全部かけてでも、絶対に成し遂げる」と決意を語り、米国に向かった。
デビュー戦で勝利し、さらにLA道場での修行も決まった。「来たからにはアメリカの新日本プロレスをがっつり盛り上げたい」。ロサンゼルスでこれから上村が飛躍を遂げる。

