9月4日(メットライフドーム)にオカダ・カズチカ(33)とシングルマッチを戦うジェフ・コブ(39)が、この日も圧倒的強さを見せた。

タッグマッチに出場したコブは、オカダから“盗んだ”レインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドで小島を葬り、3日連続で前哨戦勝利。勝利後はコーナーに上って「レインメーカー」ならぬ「アロハメーカー」ポーズでオカダを見下ろした。

24日からの前哨戦では、オカダから3カウントこそ奪えていないが、ツームストンバイルドライバーや、高い位置からのドロップキックなど、相手のお株を奪う攻撃を見せた。オカダをリング下に沈め、カットに入らせず、レインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドを悠々と決めるという同じパターンで3日間とも勝利した。

7月の東京ドーム大会では勝利目前で逆転のエビ固めを喫した。この日も同じシーンが訪れたが、O・カーンがカットに入り、3カウントの危機を回避。27日が最後の前哨戦となるが、もちろん負けるつもりはない。「オカダが後楽園ホールで見られるのは明日が最後だ。埼玉で完璧に終わらせる」と余裕のコメント。「雨はいずれ上がる。このアロハメーカーが雨雲を蹴散らし、オカダも一緒に吹っ飛ばす」。ハワイ出身のコブがオカダを沈め、雨の季節に終わりを告げる。