ボクシングWBO世界スーパーフライ級2位フランシスコ・ロドリゲス(28=メキシコ)が冷徹な戦士として王座奪取を成功させる意気込みを示した。9月1日、東京・大田区総合体育館で同級王者井岡一翔(32=志成)に挑戦する。31日には都内で前日計量(リミット52・1キロ)に臨み、リミットだった井岡に対し、51・7キロでクリア。ロドリゲスは「私はメキシコ人。我々メキシコ人ボクサーは心で戦う戦士だ。(世界王座の)目標を持って戦っている。それを達成する」と強い決意を口にした。日本人には3連勝で16年に昇級後は15連勝中(10KO)という戦績は侮れない。

計量パス後の写真撮影ではメキシコ国旗で全身を包み、井岡と並ぶと握手を求めた。「今回は(世界挑戦の)チャンスをくださってありがとうございます、と握手した」と紳士的な態度で対応。計量は400グラムアンダーでパスしたが、ロドリゲス陣営は「基本的には少し軽いウエートに抑える。それがプロ。試合当日に3キロぐらい戻す」と問題にないことを強調していた。