ムエタイのラジャダムナン&ルンピニー認定ミニフライ級統一王者の吉成名高(20=エイワスポーツジム)が、圧倒的な強さでRIZIN参戦4戦全勝4KOを飾った。

53・5キロ契約の肘ありキックボクシングルール3分3回戦制で、ジャパンキックボクシングフライ級王者の石川直樹(35=team LIT)と対戦。ミニフライ級から階級を上げた吉成は、過去最高ウエートでの試合となったが、開始50秒で左ひじ打ちを石川の顔面に決めて最初のダウンを奪うと、1分40秒すぎにも左ひじ打ちで2度目のダウンを追加。その後はローキックで石川をロープに追い詰めると、最後は左ボディーストレートからの右フックで3度目のダウンを奪い、初回レフェリーストップ勝ちした。

17歳でムエタイのタイトルを獲得した“天才ムエタイ少年”は、試合後リング上で「年末もRIZINを盛り上げたいと思っているので、この階級の強い人たちにも圧倒的な試合で勝ちたい」と、さらなるビッグマッチを希望した。