ボクシングWBO世界ミニマム級1位谷口将隆(27=ワタナベ)が王座奪取を宣言した。14日、東京・両国国技館で王者ウィルフレド・メンデス(25=プエルトリコ)に挑戦する。13日、横浜市内で行われた計量はリミットの47・6キロでクリア。会見では「しっかり勝って、明日新しい世界王者が誕生するところを見てほしい」と誓った。

19年2月、当時のWBO同級王者サルダール(フィリピン)に判定負けして以来、約2年10カ月ぶりの世界戦。同興行は、同学年の2団体統一バンタム級王者井上尚弥が約2年1カ月ぶりの国内防衛戦に臨む注目のダブル世界戦になる。王者メンデスは長身サウスポーで、軽快なステップで対戦相手を翻弄(ほんろう)するタイプだが、対策は万全。「前回の世界挑戦は、挑戦者らしく戦えなかった。今回は王者に勝つために戦う」と力強かった。

▽WBO世界ミニマム級王者メンデス 世界王者として、世界王者たる試合をしたいと思う。谷口のスタイルは研究している。ボディー打ちが大変、強い選手だと思う。