ボクシング日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者福永亮次(35=角海老宝石)が28日、両王座を返上した。所属ジムを通じ、同日付で日本ボクシングコミッションにタイトル返上届を提出した。

WBO世界同級6位の福永は31日、東京・大田区総合体育館で同級王者井岡一翔(32=志成)に挑戦することが決定済み。世界挑戦することが返上理由だという。

福永は20年2月にフローイラン・サルダール(フィリピン)を下し、WBOアジア・パシフィック王座を獲得。同年12月、東洋太平洋王座決定戦も兼ね、日本同級王者中川健太(三迫)との3冠戦を制した。東洋太平洋王座は初防衛成功後、今年11月に返上済み。日本王座は2度、WBOアジア・パシフィック王座は3度の防衛に成功していた。