第6試合のIWGPタッグ選手権試合は、挑戦者でユニット「ケイオス」の後藤洋央紀、YOSHI-HASHI組が、初戴冠した。

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2度目の防衛戦に臨んだタイチ、ザック・セイバーJr.組を15分27秒で撃破。最後は合体技「奈落」から、YOSHI-HASHIが片エビ固めで、タイチから3カウントを奪った。後藤にとっては、7年ぶりの同級タイトル返り咲きとなった。

後藤組は勢いに乗ってはタッグ巧者のタイチ組に、何度も分断させられた。合体技「消灯」を決めても、フィニッシュまでは持ち込めない展開。それでも「消灯」でザックを戦闘不能に追い込んだ、15分過ぎだった。ブラックメンフィストの体勢に入ったタイチを、YOSHI-HASHIがカナディアンデストロイヤーへ切り返した。さらに後藤が、裏GRTで追い打ちをかけ「奈落」で3カウントを奪った。

試合後、YOSHI-HASHIは因縁のあるタイチに手を差し伸べた。これをタイチは払いのけて拒否したが、近づいてYOSHI-HASHIを抱き締めた。後藤にも近づき、たたえた。

IWGPタッグベルトを初めて巻いたYOSHI-HASHIは「時間はかかったんですけど、この新日本で昔から伝統のあるIWGPという名のベルトを取ったということはすごくうれしい」と、かみしめた。後藤は「今年はオレらがこのタッグを引っかき回すんで期待していてください」と力説した。

2人は5日、ケイオスのYOHを加え、NEVER無差別級6人タッグ王座に挑む。後藤は「NEVER6メンとタッグの2冠、また大きな実績をつくりたいと思いますよ、明日」と、2日連続の王座奪取を誓っていた。