“狂拳レスラー”柴田勝頼(42)が復活を遂げた。「X」として伏せられていた対戦相手は、柴田がコーチを務めた新日本ロサンゼルス道場の門下生、成田蓮(24)だった。

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柴田は急性硬膜下血腫の影響で17年4月以降欠場。新日本LA道場のヘッドコーチとして後進の育成にあたりながらリング復帰を目指してきた。師弟の戦いはキックの応酬。最後は11分46秒、PKからの片エビ固めで雄たけびをあげた。

約5年ぶりのリングで“愛弟子”を相手に輝きを取り戻した柴田は「無事、復帰をいたしました」と話し、「実際自分では見ていないんでどういう試合だったか分からないけど、一番大事な何か魂っていうか、そういうものをぶつけ合えたかなと思います。自分の今後は分かんないっすね。ただひとつ言えるのは俺の試合はプロレスだった」と思いを吐き出した。【実藤健一】