UFCフライ級で現王者VS前王者の3度目対決が行われる。UFC270大会は22日(日本時間23日)、米カリフォルニア州アナハイムのホンダセンターで開催され、セミファイナルでUFCフライ級タイトル戦が組まれた。

王者ブランドン・モレノ(28=メキシコ)、挑戦者の前王者デイブソン・フィゲイレード(34=ブラジル)が21日(日本時間22日)に同地で開催された前日計量に登場。両者ともに124ポンド(56・25キロ)でクリアした。

20年12月のUFC256大会で組まれた両者の初対決は引き分け。そして昨年6月のUFC263大会でモレノが一本勝ちでフィゲイレードを下して王座を獲得した。

モレノは交流の深いトレーニング仲間、ボクシングWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネア(フィリピン)の激励も受けながら、フィゲイレードとの決着戦に向けて集中力を研ぎ澄ませている。計量後のフェースオフでも両手を挙げて前王者を挑発し、UFCデイナ・ホワイト社長が制止するシーンもあった。