バンタム級の野瀬翔平(24=マスタージャパン福岡)が中国の元UFCファイター、ウリジブレンを1回TKOで下し準決勝進出を決めた。

序盤からカーフキックを効かせて、主導権を握った。蹴りをキャッチして組み付くと、ケージ際で踏ん張った相手が右足を負傷した。うずくまったところに、パンチの連打を浴びせたところでレフェリーが試合をストップ。1回1分13秒で試合を決めた。

勝ち名乗りを受けると、何度もうなずくようなしぐさを見せ「素直にうれしい」と笑顔。「(相手は)カーフが効いて踏ん張ったのかなと思います」と、胸を張った。

これで風間敏臣、中村倫也に続き、日本人3選手そろってバンタム級トーナメント準決勝に進出。次戦は9月、優勝候補に目される韓国のキム・ミヌと対戦する。「そこで勝って決勝は日本人とやりたいです」と、日本人対決を熱望していた。