WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)が団体内王座統一に成功した。

WBA同級正規王者エステバン・ベルムデス(26=メキシコ)との統一戦に臨み、8回TKO勝利で4度目防衛に成功し、昨年3月の米初進出に続き、2戦連続での海外防衛に成功した。

「本当にタフな相手にKOで勝てたことは誇りに思います。(相手に)素晴らしいファイトをしてくれてありがとうという思いと、反則があったことを謝りました。(反則は)厳しい目だったと思うが、それだけ相手にダメージを与えたので仕方がないかなと思った。(敵地で試合に臨んだ理由は)素晴らしい熱のあるメキシコのファンの前で勝つことで自分の価値も高まる。忙しく、真剣に戦いました。(次のステップは)他団体も素晴らしいファイターがいる。最高の舞台で戦いたい。メキシコ、日本のファンにありがとうと伝えたいです」

◆京口紘人(きょうぐち・ひろと)1993年(平5)11月27日、大阪府和泉市生まれ。3歳から父の道場で空手、12歳でボクシングを始める。伯太高から大商大へ進み、14年国体優勝、15年台北市国際カップ準優勝。アマ戦績は52勝(8KO)14敗。16年4月、2回KO勝ちでプロデビュー。17年2月に東洋太平洋ミニマム級王座獲得。同7月、IBF世界同級王座を奪取、18年12月にWBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得し世界2階級制覇。身長161・5センチの右ボクサーファイター。家族は両親、兄、姉。