「シュートボクシング」(SB)の“最高傑作”と呼ばれる海人(24=TEAM F.O.D)が、K-1の2階級制覇王者で現K-1ウエルター級王者の野杁正明(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に、判定勝ちを収めた。

1回残り30秒に左ハイキックを浴びて一瞬後退したが、2回には的確なパンチを顔面に決めた。お互い一歩も引かない打ち合いを展開し、3回を終えて3人のジャッジの採点は30対30と差がつかず、1回の延長戦に突入。その延長戦の残り30秒から的確なクリーンヒットを決めた海人が、3-0の判定で決着をつけた。

第2代SB日本スーパーライト級王者。会見では相手を挑発することもなく、SNSなどを使って自身を積極的にアピールする格闘家が多い中、自身は格闘技に専念するために、必要最低限しか更新しない。戦いの根底にあるのは、シュートボクシングに注目を集めたという思い。K-1の2階級制覇王者野杁を撃破したことで、実力を証明するとともに、シュートボクシングの地位の向上にも貢献した。

試合後はリング上から「これで日本には相手がいなくなりました。次は世界に行きます。世界一になります」と、超満員で埋まった東京ドームの観客に宣言した。

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