プロボクシング元世界3階級制覇王者田中恒成(27=畑中)が世界前哨戦で「アジア王座」を狙う。29日、東京・後楽園ホールでWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(28=角海老宝石)に挑戦する。

28日に東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット52・1キロでパスした橋詰に対し、100グラム少ない52・0キロでクリアした。長く伸びたヘアをコーンロウにまとめて登場した田中は「明日の試合が世界戦への最終ステップにするつもり」と試合の意義を設定した。

昨年12月に世界挑戦経験もある石田匠(井岡)に判定勝利し、再起戦を飾った。今春には米国修業し、イスマエル・サラス・トレーナーのもとで練習を重ねてきた。世界4階級制覇を狙う準備を着々と整えてきた自負もある。

日本ボクシングの「聖地」後楽園ホール出陣は14年10月、東洋太平洋ミニマム級王者原隆二(大橋)への挑戦以来約7年8カ月ぶり。田中は「この舞台は俺には似合わない。それを明日のリングで結果として表したいなと思う。KOします。世界王者になりたい人間と、必ず(世界王者に)なる俺のような人間は絶対に違う。その差を実力も、気持ちも、その差を明らかにみせつけようと思う」とハッキリと言い切っていた。