元サッカー日本代表FWカズの次男で総合格闘家の三浦孝太(20=BRAVE)が、満を持してプロ2戦目に挑む。22日、今月31日に控える総合格闘技RIZIN37大会(さいたまスーパーアリーナ)のフェリペ“キングハンター”マソーニ(36=ブラジル)戦に向け、練習を公開。1分間のミット打ちで力強いキックを連発し、ケガからの完全復活をアピールした。

同カードは当初、昨年の大みそかに組まれていたが、新型コロナ感染拡大の影響でマソーニが来日できず。5月のランドマーク3大会で再び組まれたが、三浦が4月中旬の練習中に首ヘルニアを発症し、スライドとなっていた。

現在の状態については「ケガはなにもない。絶好調です」ときっぱり。「大事に至る前に(ジム代表の)宮田さんやお医者さんがストップをかけてくれた」と、早期復帰できた理由を説明した。さらに「対戦相手を含め、いろんな方にご迷惑をかけてしまったと思う」とし、「今回の試合でいいパフォーマンスを見せるのが一番の感謝やおわびだと思う」と強調。「前回の大みそかから7カ月。成長した姿を見せて最高のパフォーマンスを見せたい」と、レベルアップした姿を見せることに自信を示した。

再発防止に細心の注意を払う。前回は「朝起きた時とかに首が動かない状態になってしまった」といい、ベッドや枕を体にあったものに新調。体のケアも今まで以上に入念に行うようになった。「試合をするという状態に至らないとプロではない。2度とないように気を付けている」と力強く話した。

試合は、休憩明けの第11試合に組まれた。当初は第2試合に組まれるとされていたが、メインに近い試合順になった。対戦相手は父のデビューした地であるブラジルのファイター。試合順の「11」は父の背番号でもある。「順番も大会も最高の舞台でやらせてもらえる。あとは自分がしっかりでて、いいパフォーマンスをするしかない」と断言。注目のサッカーボールキックについては「そんなに簡単に出せるものではない」としながらも、「前回もできたので一生懸命やっていたらチャンスがくるのかな」と、機会があれば積極的に狙っていく構えを示した。