米総合格闘技ベラトールに参戦中のRIZINバンタム級王者・堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)は、平常心を強調した。

総合格闘技イベントRIZIN38大会(25日、さいたまスーパーアリーナ)を2日前に控えた23日、都内で行われた合同インタビューに登場。20年大みそか以来約1年9カ月ぶりの日本リングで金太郎(29=パンクラス大阪稲垣組)と対戦する堀口は、「人間同士だし、体重も同じ。やることは同じなので、試合は試合として受け止めている。1個1個の試合と同じです」。キャリア初となる2連敗中でも、プレッシャーはないと言い切った。

対戦相手は「殺す気持ちで向かう」という意気込みを語っていたが、堀口にその気持ちはないという。「攻略する。スポーツとしてやっているか。けんかとしてやっているか。そこは考え方の違いですね」と、マイペースだった。

戦いのモチベーションは、「身近な人々やファンが喜ぶ姿」だ。久々の日本での試合となるが「皆さんの近くで試合ができることがうれしい」とにっこり。「自分のスタイルは他の人とは違う動物的な動きなので、それを見せたいと思う」と、観客を魅了するファイトを誓っていた。