「倒れない」が売りのキックボクサー皇治(33=TEAM ONE)は約20キロの体重差をはねのけ、元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)のボディーガードを3回TKO撃破した。

メイウェザーを守って14年のジジ(40=イラン)とスタンディングバウトルール(キックなし、バックハンドブローなし)のエキシビション戦3分3回(体重無制限)で拳を交えた。

前日計量ではジジの84キロ超に対し、皇治は65キロと約20キロ差。体格、パワーで劣るものの、ガードを上げて果敢に前に出た。2回には強烈な左フックでジジの動きを止めた。3回にはダウンも奪取した後、右フックからの左フックでダウンを追加し、レフェリーストップ勝ちとなった。

皇治は「当然の結果です。米国からはるばるRIZINのリングに上がってきた。というか、ケンカ売ってきたのは向こうやけど、ジジ、サンキュー」と敬意を表した。試合前、メイウェザーの新ボディーガードを「1年10億円くらい」で引き受けるという仰天のプランも明かし、1年後には「次はボスのマルコメ(メイウェザー)を倒してやりたい」と目をぎらつかせていた皇治。試合終了後のリングでも「次に出てくるマルコメくん。試合、頑張ったら俺もいけるんちゃう? 次は5億円で俺を雇ってください。今日は(朝倉)未来くんを応援しています。そして『モテてしゃあない』を卒業します。まっすぐ家に帰るので、週刊誌はついてこないでください」と笑いながらプライベートでの報道にクギを刺していた。

【超RIZIN】朝倉未来-メイウェザー、三浦孝太は1ラウンド勝利/ライブ速報>>