朝倉未来(30=トライフォース赤坂)はフロイド・メイウェザー(45=米国)をマットに沈めることはできなかった。

ボクシングに準じるエキシビションマッチ3分3回(体重無制限)で対戦。2回終盤にメイウェザーの右ストレートを食らい、立つことができず2回TKO負けとなった。



◆試合経過

第4試合 スタンディングバウトルール:3分×3回


メイウェザー2ラウンド
TKO
×朝倉未来

★1ラウンド 体重制限なし、10オンスグローブを装着した両者。メイウェザーはオーソドックス(右構え)、対する朝倉はサウスポーで試合に入った。朝倉がジャブからの左ボディーストレートで先制。さらにガードの上から左フックで追い打ちした。メイウェザーは慎重な姿勢を続け、残り30秒で右ストレートでけん制。手数で朝倉が上回った印象だった。(朝倉の10-9)

★2ラウンド メイウェザーがノーモーションの右ストレートで攻め始める。上半身の柔らかさで朝倉の右ジャブを回避し、ガードを低くしながらロープ際に詰めると、右ストレートが朝倉の顔面をとらえる。左を浴びて笑うメイウェザーに対し、今度は朝倉がワンツーを放ったが、回避される。メイウェザーが終了間際、カウンター気味に右ストレートをヒットさせてダウンを奪取。カウントを数えながらレフェリーが試合を止めた。(メイウェザーの10-9)

リングインし朝倉未来(手前)の前を通り過ぎるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
リングインし朝倉未来(手前)の前を通り過ぎるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(左)のボディーを攻めるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(左)のボディーを攻めるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
2回、フロイド・メイウェザー(左)は朝倉未来にKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
2回、フロイド・メイウェザー(左)は朝倉未来にKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
2回、ダウンした朝倉未来(手前)を見つめるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
2回、ダウンした朝倉未来(手前)を見つめるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(右)はフロイド・メイウェザーにパンチを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(右)はフロイド・メイウェザーにパンチを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
フロイド・メイウェザー(左)のパンチを食らいダウンする朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)
フロイド・メイウェザー(左)のパンチを食らいダウンする朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(右)にパンチを見舞うフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(右)にパンチを見舞うフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
フロイド・メイウェザーにKO負けしぼうぜんとする朝倉未来(中央)(撮影・滝沢徹郎)
フロイド・メイウェザーにKO負けしぼうぜんとする朝倉未来(中央)(撮影・滝沢徹郎)
試合後、朝倉未来(手前)の右腕を上げをねぎらうフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
試合後、朝倉未来(手前)の右腕を上げをねぎらうフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
試合前にフロイド・メイウェザー(奥)に花束を手渡さずリングに落としたごぼうの党の奥野卓志氏(撮影・滝沢徹郎)
試合前にフロイド・メイウェザー(奥)に花束を手渡さずリングに落としたごぼうの党の奥野卓志氏(撮影・滝沢徹郎)

パッキャオ氏がリング登場 朝倉未来を称賛「ものすごいポテンシャルとパンチ力」

入場するマニー・パッキャオ氏(撮影・滝沢徹郎)
入場するマニー・パッキャオ氏(撮影・滝沢徹郎)
入場するマニー・パッキャオ氏(撮影・滝沢徹郎)
入場するマニー・パッキャオ氏(撮影・滝沢徹郎)
オープニングセレモニーに臨む朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)
オープニングセレモニーに臨む朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)

第3試合 スタンディングバウトルール:3分×3回


皇治3ラウンド
TKO
×ジジ

皇治、キックなし立ち技バウトでメイウェザーのボディーガードにKO勝ち

◆皇治 打たれ強いと思っていたけどそんなことない。めちゃくちゃ効いた。脳みそがぶんぶん揺れました。今回はボクシングじゃなくて手だけのけんか。俺の本当の技術は見せていないですよ。日本人を馬鹿にしたのが腹が立っていたのでリングに上がりました。これからはファイターとして、もう33歳ですけど強くなれるというのを見せたい。勇気をもって頑張れば、いいことがあるというところを見せたい。

◆ジジ 神様に感謝。そしてRIZIN、ボスのフロイドに感謝。試合内容としてはいいものだったと思う。相手を効かせる場面もあった。この規模の大会ですから、高揚感がすごくてあんまり集中はできていなかった。いろんなことはありましたが、全てはいい経験。糧として捉えています。次やるとしたら今回よりもいいものが見せられると思います。

リングインする皇治(撮影・滝沢徹郎)
リングインする皇治(撮影・滝沢徹郎)
ジジ(右)と向かい合う皇治(撮影・滝沢徹郎)
ジジ(右)と向かい合う皇治(撮影・滝沢徹郎)
3回、ジジ(左)にパンチを見舞いTKO勝ちする皇治(撮影・滝沢徹郎)
3回、ジジ(左)にパンチを見舞いTKO勝ちする皇治(撮影・滝沢徹郎)
3回、ジジ(左)にパンチを見舞いTKO勝ちする皇治(撮影・滝沢徹郎)
3回、ジジ(左)にパンチを見舞いTKO勝ちする皇治(撮影・滝沢徹郎)
ジジに勝利しファンの拍手に応じる皇治(撮影・滝沢徹郎)
ジジに勝利しファンの拍手に応じる皇治(撮影・滝沢徹郎)

第2試合 キックボクシングルール:3分×3回/53キロ


吉成名高1ラウンド
TKO
×バンダサック・ソー・トラクンペット

吉成名高1回TKO勝ち、RIZIN6戦全勝全KO「日本でもムエタイ流行る」


◆吉成名高 いつもよりプレッシャーや緊張はあったが、すごくいい形でフィニッシュを飾ることができてよかった。今回のカギは三日月蹴りだった。自分はまだまだ未熟。強い選手は本場のタイにたくさんいる。強くなって、ムエタイをおもしろいと思ってもらえる試合をするので注目していてほしい。

◆バンダサック 試合直後はひざ蹴りでおなかが痛かったけど、今はよくなりました。技自体は見えていたが、減量のリカバリーがうまくいかなかった。RIZINという大きな舞台に参戦できてよかった。これまで200~300戦を戦っているが吉成は全ての技が重かった。彼の将来を自分も楽しみにしています。

バンダサック・ソートランクペット(左)を転ばせる吉成名高(撮影・滝沢徹郎)
バンダサック・ソートランクペット(左)を転ばせる吉成名高(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(左)のボディーを攻めるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)
2回、朝倉未来(左)のボディーを攻めるフロイド・メイウェザー(撮影・滝沢徹郎)

第1試合 MMA特別ルール:3分×3回/66キロ


三浦孝太1ラウンド
腕ひしぎ逆十字
×ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン

カズ次男の三浦孝太1回腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ち 昨年大みそか以来2戦目

緊張した表情で登場したブンチュアイとは対照的に、侍ブルーのユニホーム姿の三浦は登場曲を口ずさむ余裕を見せて登場。笑顔で拳を合わせてスタートすると、試合はグラウンドポジションで展開。一度は抜け出されたが、足をかけて再びテイクダウンを奪うと、マウントポジションから右手を取って、腕ひしぎ逆十字固めを極めて一本勝ちを収めた。

◆三浦孝太 (対戦相手は)総合のキャリアがないのにこのリングに上がってくれて本当に感謝。入場の時からふわふわして、変な緊張感があった。タイで恥をさらしてしまったので、重圧はかなりあった。BRAVEで練習してきたことが組みの展開で出せた。スタンドでも打ち合って、もっと盛り上げたかった。親の七光とか2世とか言われることに対しては、いやだとは思わない。素晴らしいと思っている。(今後は)もちろん年内に出たい。一番出たいのは大みそか。自分からとういうよりも、RIZIN側から出てほしいと言われたところで出たいと思っている。

◆ブンチュアイ 今は腕が痛い。MMAルールはとても難しかったです。自分の技を出すタイミングがなく終わってしまった。それほど緊張はなかったけど、練習したことが出せなかった。もしまたチャンスがあれば挑戦したいと思っています。 

入場する三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
入場する三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
リングインする三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
リングインする三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(左)の腕を極める三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(左)の腕を極める三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちしポーズを決める三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちしポーズを決める三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちしガッツポーズする三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちしガッツポーズする三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちし勝ち名乗りを受ける三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
ブンチュアイ・ポーンスーンヌーンに一本勝ちし勝ち名乗りを受ける三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)

カズ次男三浦孝太、左足サッカーボールキックでTKO勝利/デビュー戦VTR

三浦孝太目標は那須川天心、金太郎のファイトスタイルに憧れ/アラカルト

三浦孝太の相手ブンチュアイは打撃に自信 178センチ、チャーミングな性格

オープニングセレモニーに臨む三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)
オープニングセレモニーに臨む三浦孝太(撮影・滝沢徹郎)

◆豪華対戦花を添えるRIZINガール

ラウンドを伝えるRIZINガールの山口梓(撮影・滝沢徹郎)
ラウンドを伝えるRIZINガールの山口梓(撮影・滝沢徹郎)
ラウンドを伝えるRIZINガールの荒井つかさ(撮影・滝沢徹郎)
ラウンドを伝えるRIZINガールの荒井つかさ(撮影・滝沢徹郎)
「超RIZIN」の開始を待つさいたまスーパーアリーナ(撮影・滝沢徹郎)
「超RIZIN」の開始を待つさいたまスーパーアリーナ(撮影・滝沢徹郎)

◆エキシビルール