21年バンタム級日本GP覇者の扇久保博正(35=パラエストラ松戸)が「日本人キラー」に判定で敗れた。対日本人7連勝のキム・スーチョル(30=韓国)と対戦し、打撃で競り合いで劣勢となった。1回に右ストレートを浴びて左目を腫らし、2回にもコーナーに追い詰められて連打を浴びた。同回中盤には前方裸絞めで追い詰めたが、逃げられた。3回には激しい打撃の応酬があったものの、判定負けを喫した。

昨年行われたバンタム級日本GPでは井上直樹、朝倉海と難敵、強敵を次々に退け、見事トーナメントを制した。RIZIN同級王者堀口恭司への次期挑戦権をつかんでいたものの、キム戦でつまずいた形となった。今年の7月からプロボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(セレス)と練習に取り組むなどパンチ力向上をはかってきた。

今月には昨年の大みそかの大会後にプロポーズしてい京香さんと結婚式を挙げた。9月21日には、そんな妻の誕生日だったといい「何もしてあげられなかったのでディズニーランドに連れていきたい」と家族サービスを誓っていたが、日本人キラーを倒すことはできなかった。

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