20年大みそか以来約1年9カ月ぶりに日本リングに帰還した、RIZINバンタム級王者・堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)が、2回一本で貫禄勝利を収めた。

超RIZINと2大会同日開催、大トリとなった38大会のメインイベントメインイベントで、金太郎(29=パンクラス大阪稲垣組)と対戦。1回、金太郎に死角から蹴りに合わせたカウンターの左フックをさく裂され、腰を落とす場面もあったが、その後は冷静に対応。2回早々に鋭いタックルでテイクダウンを奪うと、2分50秒過ぎに肩固めで絞め上げて一本を取った。

「ふぉー!」と声を上げて喜びを表現した堀口。マイクを握ると「ちょっとヒヤヒヤさせてしまって…。金太郎選手は強かったです。格闘技、こういうことがあるから面白い」と、晴れやかな表情で久々の白星に浸った。

試練の試合だった。18年12月に初代バンタム級王座を戴冠、19年6月に米ベラトール同級王座を獲得し、史上初の2冠を達成した堀口だが、主戦場のベラトールで人生初となる連敗を喫していた。RIZIN榊原CEOからは大会前「(ベラトール代表のスコットも)ここできっちり勝ってこれないならベラトールはもういいかなという感じ」と、強い言葉で発破をかけられていた。

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