来春での現役引退を表明している武藤敬司(59)が、自身が代理人を務めるグレート・ムタの引退への思いを“代弁”した。

26日に行われた記者会見に出席した武藤。日本時間24日に放送されたAEWランページグランドスラム大会にムタが登場したことについて問われると、「魔界の門が開いたら、そこがニューヨークAEWのリングだった」と説明した。

この大会で、ムタが窮地から救い出した盟友関係にあるスティングは、来年1月22日開催のムタ引退興行(神奈川・横浜アリーナ)への出場が決まっている。「グレート・ムタの歴史を振り返ったら一番に出てくるのはスティング。グレート・ムタもエネルギーをもらってやる気を出していました」と振り返り、当日はタッグパートナーとしてともに戦うと明かした。

さらに、久々の米国のリングで熱気を感じたようで「引退するのが惜しくなった」と「武藤敬司」としての本音もポロリ。今後の米国での試合出場について問われると、「スケジュールがもう無理だろ。気持ちはやりたいけど、今更引退撤回もできないだろ。残念ながら不可能」と話していた。