プロレスラー、政治家で活躍した「燃える闘魂」アントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)の通夜が13日、都内の斎場で営まれた。1日に79歳で永眠したことを受け、親族や関係者が参列。戒名は「闘覚院機魂寛道居士(とうがくいんきこんかんどうこじ)」と、猪木さんの人生を表す漢字が入った。告別式は14日午前9時30分から家族葬で執り行われる。また、マネジメント事務所IGF(猪木元気工場)は後日、参列できなかったファンに向けて「お別れの会」を予定している。

通夜開始時刻の午後6時前。猪木さんとのお別れを惜しむかのように、都内に降っていた雨の勢いが強まった。「家族葬」との発表だったが、会場には猪木さんの弟子の藤波辰爾や前田日明氏を始め、オカダ・カズチカ、棚橋弘至ら現役の新日本プロレスのレスラーも集結。タレントのデヴィ夫人やCHEMISTRYの川畑要、政界からは野田佳彦元首相らも参列し、333人が集まった。

戒名は「闘覚院機魂寛道居士」。猪木さんの「闘魂」、本名の「寛至」、そして引退試合で披露した詩「道」が刻まれた。祭壇は猪木さんのカラーである赤色のバラで装飾され、遺影は赤いネクタイを締めたスーツ姿の写真。左手にはタイガー・ジェット・シンに卍固めを決める姿、右手には代名詞の「1、2、3、ダーッ!」ポーズを決める姿の猪木さんが参列者を見つめていた。喪主を務めた猪木さんの実弟の啓介さんから順に焼香が行われた。米国在住の娘の寛子さんも参列した。

藤波は、通夜の後に取材に応じた。どんな言葉をかけたかという問いかけには10秒間の沈黙。そして「遺影を見つめるのが精いっぱいだった。どこからどう問いかけようかと頭の中が整理つかない」と、神妙な面持ちで話していた。

◆主な参列者 藤波辰爾、坂口征二、小川直也、柴田勝頼、桜庭和志、真壁刀義、天山広吉、中邑真輔、後藤洋央紀、棚橋弘至、オカダ・カズチカ、ケンドー・カシン、谷川貞治、野田佳彦、松浪健四郎、西村修、デヴィ夫人、アントキの猪木、アントニオ小猪木、川畑要(順不同、敬称略)