世界ランカー同士によるライト級のサバイバル対決は、WBOアジアパシフィック・ライト級王者の吉野修一郎(31=三迫)が、元東洋同級王者・中谷正義(33=帝拳)に6回TKO勝ちし3度目の防衛に成功。世界戦線に生き残った。
序盤は身長で7センチ上回る長身の中谷の左ジャブや、ロングレンジからの右強打を受けてたが、5回終了間際、ロープ際に攻め込んで右フックを顔面にたたき込み、先制のダウンを奪った。6回開始から中谷が逆襲に転じたが、真っ向から打ち合いを挑み、右フックで2度目のダウンを奪ったところで、相手コーナーがストップを申し出た、
試合後、吉野は「リーチもあって距離も思っていた以上に長かったので、序盤は中途半端なパンチを出さず、距離をさぐった。効いたパンチはなかった。今回はコンビネーションを意識した。それが当たった。ダウンを奪ったパンチは手応えがありました」。
この試合の前まで15戦全勝(11KO)の吉野は、日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックとライト級の王座を次々と獲得。世界4団体でランキングされている。一方、同じく20勝(14KO)2敗の中谷は東洋太平洋王座11度防衛の実績を持ち、2敗はテオフィモ・ロペス、ワシル・ロマチェンコという世界的な名王者に喫したもの。両選手ともこの一戦を、世界挑戦への日本代表決定戦と位置付けていた。
難敵を撃破して日本のライト級最強を証明した吉野は「世界に自信を持っていけるんじゃないかと思う」と、世界へ道がはっきりと見えてきたようだった。

