ノアの武藤敬司(60)が古巣の新日本マットでラストマッチを勝利で飾った。

同団体で最後の付け人だった棚橋弘至(46)、レッドシューズ海野レフェリーの息子で次代のスター海野翔太(25)と組み、ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也(40)、SANADA(34)、BUSHI(39)組との6人タッグ戦に臨み、棚橋の抑えつけたBUSHIにシャイニングウィザードをたたき込んで“アシスト”。大ダメージのBUSHIを捕獲した海野が9分20秒、デスライダー(ダブルアームDDT)でフォール勝ちを収めた。

入場曲HOLD OUTと「大武藤コール」が鳴り響く中、リングに入った武藤は志願して先発で登場。全日本プロレス社長時代の弟子でもあるSANADAとマッチアップした。SANADAに低空ドロップキック、ラウンディング・ボディープレスを浴びて先制されると、負けじと低空ドロップキックからシャイニングウィザードをさく裂させた。さらにドクターストップがかかっている月面水爆まで仕掛けようとしたところで棚橋に止められた。するとフラッシュニングエルボーを仕掛け、ファンを魅了した。

試合途中では、棚橋がBUSHIを四つ葉固め、海野が内藤をSTFで絞めたところで、武藤はドラゴンスクリューからの足4の字固めでSANADAを痛めつけるなど、次々と得意技を披露。棚橋がカウンターのスリングブレイドでダメージを与えたBUSHIに向け、武藤はこの日2度目のシャイニング弾をみせ、海野の勝利を“アシスト”した。

新日本プロレス時代には高田延彦戦やIWGPヘビー級王座戦、全日本時代ではノア三沢光晴とのタッグ戦など名勝負を繰り広げた東京ドームのスポットライトを浴びながら、武藤が棚橋とともに花道を歩いて会場を去った。

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