プロボクシング前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が米スポーツ局ESPNで対戦合意と報じられたWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)について言及した。

31日、都内のWOWOWで、父真吾トレーナー(51)とともに「エキサイトマッチSP井上尚弥4団体王座統一戦」の収録に参加。昨年12月13日、東京・有明アリーナで開催されたWBAスーパー、WBC、IBF、WBO世界バンタム級王座統一戦となるポール・バトラー(34=英国)戦をあらめて振り返った。

現在、WBO世界スーパーバンタム級1位にランクされる井上は今月18日(日本時間19日)、ESPNでフルトン戦合意が伝えられた。スーパーバンタム級の世界トップ選手を紹介され、井上は「誰でもモチベーションは上がります」と前置きした上でフルトンへの挑戦に触れ「第1交渉で進めているのではないですか」と推測を入れつつ、交渉の進行状況を口にした。

無敗の2団体統一王者フルトンとの対戦が実現した想定で「まずは距離感。自分がどう感じるか、ジャブが当たるか当たらないか。身長もリーチも足も長くて、その距離感が入ってどう感じるのか。準備はするが、当日どうなるかです」と口元を引き締めていた。

◆放送 世界プロボクシング~エキサイトマッチSP「井上尚弥4団体王座統一戦」は2月13日午後9時よりWOWOWライブで放送