2022年のボクシング年間優秀選手表彰式が22日、東京ドームホテルで開催された。

最優秀選手賞は5年連続で史上最多6度目の受賞となった前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が、KO賞とダブル受賞。技能賞にWBAスーパー・WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(31=BMB)。殊勲賞に前WBO世界フライ級王者の中谷潤人(25=MT)が選出された。

初の受賞に寺地は「素直にうれしい」と笑顔をみせたが「その上の賞があるので、まだまだこれからだという気がします。これからも頑張っていい成績を残してMVPを取れれば」と満足はしていなかった。

4月8日に東京・有明アリーナでWBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との3団体王座統一戦を控える。「今は追い込んでいる。スパーリングも充実している」と調整も順調。「(ゴンサレスは)足を使う選手なので、どう捕らえるか。しっかり捕まえて倒します」と自信をのぞかせた。