日本スーパーライト級6位のホープ李健太(26=帝拳)が5勝目を飾った。フィリピン・ウエルター級13位のジノ・ロドリゴ(25)とのスーパーライト級8回戦で拳を交え、3-0(80-72、79-73×2)の判定勝利を収めた。

試合開始からサウスポースタイルから左ストレート、右フックを好打。3回には左強打で主導権を握った。ロドリゴの大振りな左右フックを回避すると、右ジャブから冷静な試合運びで次々と左を打ち込んだ。

過去にKO負けがない「難敵」ロドリゴを圧倒した李は1回に相手の頭を強打して左拳を痛めていたという。それでも李は「練習でやってきたことは出せて100点ですが、一般的に内容をみれば、まだまだです。ここまでやってきたことができましたが」と謙虚に勝利を振り返った。

アマチュア時代に高校6冠を達成し、日本記録となる62連勝をマークした。19年2月にプロデビュー。これでプロ戦績を5勝(2KO)1分けとなった。