プロボクシング前4団体統一バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が拳を負傷し、5月7日に横浜アリーナで予定されていたWBC、WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン(28=米国)への挑戦が延期になったことが22日、発表された。

所属ジムの大橋秀行会長(58)が同日、横浜市で記者会見した。大橋会長は冒頭で「5月7日に横浜アリーナで行われる、スティーブン・フルトン-井上尚弥がありましたが、井上尚弥の拳の負傷によりまして、延期にすることになりました。7月が試合日程となります。試合会場、試合日は後日お知らせいたします。まず、延期を受け入れてくれたフルトンに感謝します。関係者のみなさんにも深くおわびします。一番は楽しみに待っていてくれていたファンのみなさんに、深くおわび申し上げます。本当に申し訳ありません」と謝罪した。 大橋会長の主な一問一答は、以下の通り。

-けがの、全治は? 何日くらい?

骨とかではなく、筋なので。まあ、そうですね。1カ月ぐらいは…。

-最後にいつぐらいに話して、決めたのか?

先週の木曜日ぐらいですね。今週の火曜日に、向こうの陣営に。本当に感謝しかありません。

-古傷か?

違います。

-それにしても、かなり、気をつけていたと思う。

気をつけていたけど、すごくいつもより、パンチを強振していたというか、強いパンチを打っていく練習をしていましたので。本当に日々練習で、強くなるか、けがするか、ギリギリの戦いの毎日の練習。次の延期に向けては、細心の注意を払って気をつけていきます。

-痛めてから練習は?

継続しています。スパーリングもしています。

-治療は?

手術とか、そういうのはないです。自然治癒ですね。

-大橋さんも様子見る期間があった?

ドネアの2回目の時も、ちょっと肩を痛めて、あれもすっごく悩んだんですけれど。あれもギリギリだったと思いますけど。行く方向になって、当日迎えた時に、あの時何で止めなかったとすごく後悔しまして。たまたま結果は良かったですけど、その時の思いが出てきて。今回はスパッとという感じですね。

-会長から説得されたのか?

話し合ってですね。

-7月に延期した、試合への影響は?

特に、そこは前向きに練習時間が増えて、良かったと思うしかないですね。

-7月の会場は? 首都圏以外もある?

首都圏です。